AIトラフィック画面の見方
AIトラフィック画面は、ChatGPTなどのAIサービスから自社サイトへ来た訪問を確認する場所です。Google Analytics 4(GA4)と連携すると、AI経由のセッション、PV、流入ページを確認できます。
最初に全体のセッション数を確認し、次にAIモデル別の推移と流入ページを見ると、「どのAIから、どのページへ訪問が生まれているか」をつかみやすくなります。
左側のメニューから「AIトラフィック」を選ぶと開けます。
この画面でできること
- AIサービスから自社サイトへ来たセッション数を確認する
- AI経由で閲覧されたページ数と直帰率を確認する
- AIモデルごとの流入の変化を確認する
- AIモデルごとに、訪問先となったページを確認する
- 流入ページをセッション数の多い順に確認する
GA4を連携していない場合
未連携のプロジェクトでは、「GA4と連携する」と案内が表示され、AIトラフィックの数字は表示されません。
AIトラフィックを利用するときは、画面の案内から「設定」の「接続」タブへ進み、対象サイトのGA4を連携します。連携に必要な準備と手順はAIトラフィックを見るをご覧ください。
GA4プロパティは、Webサイトやアプリのアクセスデータをまとめる計測先です。複数のプロパティがある場合は、Optyinoで確認したいサイトのものを選びます。連携には読み取り権限を使い、OptyinoからGA4のデータを書き換えることはありません。
連携するか迷う場合は、先に言及・引用の計測を進めても問題ありません。サイトへの訪問まで確認したくなった段階で連携できます。
GA4を連携している場合
GA4連携後は、選択した期間にAIサービスから発生した訪問データが表示されます。
画面上部の「期間」では、直近7日、14日、30日、90日、または任意の期間を選べます。前回の確認結果や、言及率・引用率と比べるときは、同じ期間にそろえてください。
期間を変更すると、画面上部の数字、モデル別の推移、流入ページのすべてが切り替わります。
画面上部の数字
| 項目 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| AI経由セッション数 | AIサービスを参照元として自社サイトへ来た訪問回数 | AIから実際の訪問につながっているか |
| AI経由PV | AI経由で訪問した利用者が閲覧したページ数 | 1回の訪問で複数ページが読まれているか |
| 直帰率 | AI経由の訪問のうち、GA4上で十分な閲覧や操作につながらず離脱した割合 | 訪問者が期待した内容とページが合っているか |
セッションは「訪問のまとまり」、PVは「閲覧されたページの延べ数」です。たとえば、1回の訪問で3ページを読むと、セッションは1、PVは3になります。
数字の横には、同じ長さの前期間と比べた増減が表示されます。セッション数とPVは増加を、直帰率は低下を良い変化として表示します。
直帰率が高くても、すぐに問題とは限りません。問い合わせ先、料金、用語の意味などを1ページで確認でき、目的を達成して離れた場合もあります。セッション数やPV、ページの役割とあわせて判断してください。
モデル別の推移を見る
「モデル別 AI経由セッション数推移」では、AIモデルごとのセッション数を時系列で確認できます。
グラフの線にカーソルを合わせると、その時点のモデル別セッション数が表示されます。グラフ下の一覧では、各AIモデルの期間内のセッション数と変化を確認できます。
ここでの「AIモデル」は、GA4の参照元情報から訪問元として判定できたAIサービスを表します。プロンプト計測で選ぶAIモデルとは別の集計です。グラフ下の増減は、選択期間の前半と後半を比べた変化で、画面上部の3指標が比べている「直前の同じ長さの期間」とは比較対象が異なります。
次のような見方ができます。
- 特定のAIモデルからの流入だけが増えていないか
- 複数のAIモデルから継続して流入しているか
- 言及や引用が増えた時期のあとに、訪問も増えているか
1日だけの上下ではなく、選択した期間を通した傾向を確認してください。
モデル別流入ページを見る
「モデル別流入ページ」では、どのAIモデルから、どのURLへ訪問があったかを確認できます。
AIモデルの行を選ぶと、そのモデルから訪問されたページが開閉します。各ページには、セッション、PV、直帰率と、それぞれの前期間からの変化が表示されます。右端のリンクを選ぶと、実際のページを新しいタブで開けます。
「URL検索」にURLの一部を入力すると、モデル別の一覧を絞り込めます。特定の商品ページ、記事、料金ページなどが、どのAIから読まれているか確認したいときに使います。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| AIモデル | そのページへ訪問を送ったAIサービス |
| URL | AI経由の訪問先となったページ |
| セッション | そのAIモデルからページへ来た訪問回数 |
| PV | その訪問でページが閲覧された回数 |
| 直帰率 | そのページから始まった訪問で、十分な閲覧や操作につながらなかった割合 |
流入ページを見る
画面下部の「流入ページ」には、AI経由のセッションが多いページから順に表示されます。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 順位 | AI経由セッション数による並び順 |
| URL | 訪問先となったページ |
| セッション | そのページへ来たAI経由の訪問回数 |
| PV | AI経由の訪問で、そのページが閲覧された回数 |
| 直帰率 | そのページから始まった訪問の直帰率 |
| 主要流入モデル | そのページへの流入が最も多いAIモデル |
右端のリンクから実際のページを開けます。訪問数が多いページは、AI回答を読んだ人が次に詳しく知りたい情報を担っている可能性があります。内容が古くないか、AI回答から訪れた人が迷わず理解できるかを確認してください。
改善につなげる確認の順番
- 言及率や引用率と同じ期間を選びます。
- AI経由セッション数とPVの全体像を確認します。
- モデル別の推移で、流入元となっているAIを確認します。
- モデル別流入ページで、どのAIからどのページへ来ているか確認します。
- 流入ページで、セッションが多いページと直帰率を確認します。
- 実際のページを開き、AI回答から来た人が期待する情報を見つけやすいか確認します。
たとえば、言及や引用は増えているのに訪問が増えていない場合は、AI回答内で情報が完結していることもあります。反対に、特定ページへの訪問が増えている場合は、そのページの情報を最新に保ち、次の行動へ進みやすくすることが大切です。
数字を読むときの注意
- AIサービスから直接来たとGA4で識別できる訪問が集計対象です。
- AIで自社を知ったあと、ブランド名を検索したりURLを直接入力したりした訪問は、AI経由として集計されない場合があります。
- AIサービスや利用環境によっては、参照元の情報を取得できず、AI経由と判定できない場合があります。
- 言及率・引用率とAIトラフィックは計測対象が異なるため、同じ割合で増減するとは限りません。
- 数字が少ない期間は変化が大きく見えやすいため、1日だけで判断せず、複数日を通して確認します。
「0件」は、選択期間に「AI経由」と判定できた訪問が0件だったことを表します。AIで自社を知った人がまったくいなかった、と断定する数字ではありません。
AIトラフィックは、言及率や引用率を置き換える指標ではありません。「AI回答で見つけられたあと、サイト訪問につながったか」を確認する補助指標として利用してください。
データが表示されないとき
読み込み中は、数字や各一覧に読み込み表示が出ます。表示が完了するまで、少し待ってください。
GA4連携済みでも「まだ表示できるデータがありません」と表示される場合は、次の順に確認します。
- 期間を広げます。
- GA4上で、対象サイトにアクセスデータがあるか確認します。
- 選択中のプロジェクトと、連携したGA4プロパティが合っているか確認します。
- 設定の「接続」タブで、GA4が接続済みになっているか確認します。
「GA4の再接続が必要です」と表示された場合は、Googleアカウントの認証が失効している可能性があります。「GA4プロパティIDの確認が必要です」と表示された場合は、プロパティIDまたはアクセス権を確認してください。どちらの場合も、画面の案内から設定の「接続」タブへ進めます。
これらの表示は、登録したプロンプトや言及・引用の計測結果が削除されたことを意味しません。GA4との接続を確認すると、AIトラフィックの取得を再開できます。
GA4を確認しても表示されない場合は、データがまだ表示されないをご覧ください。